こんにちは~。ブログ担当のIです。
前回、人形専門店の久月さんからお雛様について様々教えていただきました。
その記事はこちら!
アンティークをイメージしたバイオリンと、ツタのあるバラをあしらいました。童話の挿絵のようなファンタジーな世界を温もりのある木で表現しています。
https://www.sakurahorikiri.co.jp/cont/feature/learning-about-h…olls-at-kyugetsu/
そして今回は、お雛様を選ぶうえで大きな声では言えないけれど本当は知っておきたい情報をいくつか入手してきましたので、私が声を大にしてここに書きたいと思います(笑)
以下のことをまとめさせていただきました。
・収納飾りと普通飾りのメリット・デメリットについて
・お雛様の収納する際のポイント
・インターネット購入の落とし穴とは
・実物を見てお雛様を選ぶポイント
収納飾りと普通飾りのメリット・デメリット
お雛様を選ぶ時に「収納箱付きの収納飾り」か「収納箱なしの普通飾り」かどうかを見ている方も多いそうです。
ここでは「収納飾り」と「普通飾り」のメリット・デメリットをみていきたいと思います。
収納飾りのメリット
- 飾った後に、そのまま収納が出来る
- 台座代わりになるので見栄えが良い
- まとめて保管しておける
収納飾りのデメリット
- 収納箱にコストがかかるので、どうしてもお雛様の質を落とさざるを得ない
- 限られたスペースに入れるのが大変で、箱自体が重たい
- 収納する際にある程度のスペースが必要
普通飾りのメリット
- 他にコストがかかっていないのでお人形自体が上質なものとなる
- 分割して収納が出来るのでまとまった場所を取らない
- 飾る場所を限定せずに比較的飾りやすい
普通飾りのデメリット
- 収納箱がついていない
- 台座がないので、華やかさを求める方にはすこし物足りなさを感じる
いかがでしょうか?
実際、お雛様を選ぶ上で、サイズ感を気にする方が多いとも伺いました。
飾る時のサイズもそうですが、収納する際のサイズ(スペース)も含まれてくると思います。
主観ですが、この収納する際のサイズ感(スペース)だけを考えた時「収納飾り」が便利かと思いきや、うえにあげたように意外と大変であることも知りました。
また、「普通飾り」に収納箱がついていないことから、不便さを感じてしまいがちですが収納箱がなくても、購入した際についてくる元箱で、安心して収納保管が出来るということを教えていただきました。
それならば、お着物やお顔といったお雛様本来の部分で良いと思えるお雛様に出会いたいですよね(^^)
一つ選ぶ上で参考にしていただければと思います。
お雛様の収納する際のポイント
お雛様を保管する上で、収納のポイントを教えていただいたので紹介します。
収納する際のポイント
- お顔を傷つけないようにしっかり保護してあげる。胴体等は触って大丈夫なので癖がつかないよう整えて、緩衝材などを活用し保管する
- お人形や小物類一つ一つは軽いので、天袋など上の方(高いところ)に置くといい
- 防虫剤をたくさん入れた方が良いと思われがちだが、入れすぎると防虫剤の成分でかえって人形が痛んでしまうことがある。一箱に一つなど使用容量を守る
- 家の中で高いところに置くと良い
となると、収納飾りのデメリットとしてあげた重さがここでネックになってくる場合もあるのだなと思いました…。
お人形を正しく保管すれば、収納箱はさほどこだわらなくてもいいということですね。
次に昨今、ネットで調べて購入される方も多いかと思います。
実際、その傾向が高いと久月さんも仰っていました。
そこにもちょっとした落とし穴があるのです…。
インターネット購入の落とし穴とは
修正・合成技術が進歩している今、ネットの写真だけでは良い意味でも悪い意味でも「よく見えてしまう」ということがあります。現物を見たら良質なものと比べて大したものではないとわかるけれど、写真だけでは、なかなかわかりづらい部分もあり「こんなものをこの価格で売ってしまうんだ…」とプロの目から見て、そういう商品が横行しているのも事実とのこと。
ではどう見極めたらいいのか…
当たり前なことではありますが、どういうお店が出しているのかという「出どころ」をしっかりと見て気をつけていくしかない。
これに限る!
のですが、やはり実際に実物を見て決めるのが一番いいんですよね。
実際に久月さんの店舗にもお邪魔し、お雛様を見させていただきました。
親切丁寧な接客を含め、お着物の風合いやお顔の表情、サイズなどを見比べられるのも実店舗ならではの良さだと実感しました。
実物を見てお雛様を選ぶポイント
久月さんでは「高くて良いもの売る」というよりも、好みは人それぞれなので「気に入ったものを選んでもらいたい」との思いで接客をしているとのこと。
例えば、要望を聞きながら5つほど候補をあげ、実際にその人形の前に立ってもらうようにしているそうです。
そうすると、気に入ったものはずっとそこにとどまって見る傾向があり、逆に気に入らないものだと5分程で興味が薄れてしまうそうです。
なるほど!そういう点も、現物を見てきめられる良さかと思います。
様々書いてきましたが、お雛様を選ぶ上で大事なのは自分がいいなと思ったものを選ぶことだとは思います。
しかし選ぶうえで上記で述べてきたようなことを知っているのと知らないのとではまた見方も変わってくるのではないでしょうか。
私自身、さくらほりきりで働いていて多少は知っているつもりでいましたがまだまだ知らないことだらけで、お話を伺いとても良い学びになりました。
久月さんお忙しい中、貴重なお時間を本当にありがとうございました。
さくらほりきりの「お雛様シリーズ」もメインであるお雛様を引き立たせる脇飾りとしてはもちろん、季節の手作り教室や贈り物といった様々なシーンでご利用いただいております。
ぜひとも、日本の古き良き文化を大事にして素敵なひなまつりをお迎えください。