オリンピックイヤーの本年。海外から日本に来る方々と、交流する機会も増えてくるのではないでしょうか。
そんな時、そっと差し上げることができ、日本的な魅力で喜ばれているのがちりめん根付。
おもてなしやお迎えの準備にぜひ、さくらほりきりのキットをお役立てください。
今回ハワイのクラフトショップ『ベンフランクリンクラフト』とのコラボ企画で、NYのデザイナー“ドーン・ウシジマ”さんデザインの「ちりめん根付・おにぎり」と「ちりめん根付・ラッキーフロッグ」が完成しました。
ハワイのショップで販売されると共に、さくらほりきりでも順次発売を予定しております。
『ベンフランクリンクラフト』を展開するHouseMartの“リン・ウシジマ”さんのコメントをご紹介します。
私たち一族の経営する会社(HouseMart)は1951年にハワイのマウイ島カフルイで祖母「シカノ・カミタキ」によって始まりました。祖母は、1900年代初頭に写真花嫁(※)としてハワイにやって来ました。
そして父が事業を拡大し、他の島々にお店をオープンしました。
事業は私たち孫の世代へ継承され、現在、ハワイ中に6つのベンフランクリンクラフトがあります。
※写真花嫁(しゃしんはなよめ、英語:picture bride)とは、日本からハワイ(王国・準州)またはアメリカ合衆国に移住した男性と写真・履歴書などを交換するだけで実際に会うことなく、代理による結婚式を行い、入籍によって査証を発給され、渡航した女性であり、また、この習慣を指す場合もある。
会社(HouseMart)を共同経営する4人。
左からウエイン・カミタキさん、リン・ウシジマさん、ポール・ミゾグチさん、ガイ・カミタキさん。
私は数年前に趣味としてきめこみパッチワークに出会い、手芸講師のマサコ・オガワ先生から「さくらほりきり」を紹介されました。
東京のさくらほりきり本店を訪れ、きめこみパッチワークとちりめん根付に非常に興味を持ちました。そしてハワイの店でさくらほりきりの製品を販売できるかどうか相談し、ちりめん根付といくつかのきめこめパッチワーク商品の販売を始めました。
今回、米国市場にアピールするような、より現代的なデザインの根付のキットを販売できないかと考え、娘のドーンにデザインを依頼しました。娘のドーン・ウシジマは、ニューヨークで働くグラフィックデザイナーです。そしてさくらほりきりの協力を得て「根付・おにぎり」と「根付・ラッキーフロッグ」の2つのキットができました。
ハワイでは、「おにぎり」を「ムスビ(MUSUBI)」と呼び、多くの家族が集まりやピクニックで食べるほど親しまれています。「ラッキーフロッグ」には、コインを挿入できるポケットがあります。ハワイでは、コインを口に入れたカエルはお金を稼ぐ幸運のアイテムであり、ラスベガスでギャンブルをする人々がそれをお守りとして持ったりします。
現在、ハワイの3店舗でさくらほりきりのちりめん根付ときめこみパッチワークを販売しており、大変好評です。今後も、私たちは、さくらほりきりの製品などの日本の手芸品を店舗で販売していきたいと考えています。
私たちが、さくらほりきりの商品を販売できることは大変光栄です。
これからも、長期にわたるパートナーシップでハワイのお客様に、日本の手芸品をご紹介したいと思います。
ベンフランクリンクラフト店内の様子
店内で講習も受けられます。
ちりめん根付の講習風景
Crafts from Japan、日本のクラフトコーナーとして、さくらほりきりの商品が並んでいます。
ベンフランクリンクラフト
https://www.benfranklinhawaii.com/